桜の季節が楽しみなこの頃。
何と桜には300種類以上もあると言われています。
種類によって、また地域によっては既に開花しているものも見られ、
春も本番、気持ちも弾む季節ですね。
前回のコラムでは、世界保健機関(WHO)が昨年9月に発表された、世界の成人(18歳以上)の4人に一人にあたる14億人以上が運動不足というデータに注目し、美容と健康に大きなデメリットをもたらす運動不足を解消すべく、ご紹介した【姿勢改善ストレッチ】。今回は後編をご紹介します。
ストレッチを取り入れる事で、血液循環やリンパの流れが促進され、むくみが改善されたり、お顔のトーンがアップするなどの美容と健康効果が期待できます。ぜひ実践してみてくださいね!
【足首ストレッチ】
片足のかかととつま先を持ち、上下左右に伸ばし、回します。反対の足も同様に3~6セット目安に行います。移動や休憩中にも手軽にでき、代謝UP、むくみ軽減、冷え性改善などが期待できます。
【首ストレッチ】
- 右手を後頭部にあて、前に倒し伸ばします。
- 左手を前頭部にあて、後ろに倒します。
- 右手を左側頭部にあて、右へ倒します。
- 左手を右側頭部にあて、左へ倒します。
斜めも同様に右斜め前、左斜め後ろ、左斜め前、右斜め後ろに反対の手を添えてストレッチしながら首すじを伸ばします。つらい首・肩こりはもちろん、頭部の血液循環が促進され、リラックス効果も。仕事や家事の合間にもおすすめです。
【肩ストレッチ】
両足を肩幅程度に開きリラックスして立ちます。
肩をすくめるように上下にリズミカルに動かし、肩を前と後ろに回します。
肩すくめ6回、肩回し各3回程度を目安に行いましょう。
肩甲骨まわりが凝り固まっている方に大変おすすめで、血液、リンパの流れが促進され、何と鎖骨周りの循環も良くなるので、お顔の血色もよくなります。
【肩甲骨ストレッチ】
立った状態で、前に出した両腕を肘を曲げて後ろに左右の肩甲骨がくっつくように曲げ、戻す動作を繰り返します。大きく動かすイメージで、6回程度行いましょう。
凝りが解消されるのはもちろん、猫背が改善されスタイルも美しくなります♪
【ひざストレッチ】
前ひざに両手を置き、ひざ裏を伸ばします。
ひざの裏にはひざ窩リンパ節があり、ここへは足首やふくらはぎのリンパが流れ込むので、ここを刺激するだけで、ひざ下の冷えやむくみ解消に。3~6回を目安行いましょう。
【太ももストレッチ】
左手を壁に置き、右手で右足首を持ち後ろに伸ばし、戻すを繰り返します。
反対も同様に3~6回程度繰り返します。
女性は特に太ももの前側や後ろ側の筋肉が硬直しやすいと言われ、それが骨盤のゆがみや姿勢の悪化につながります。ストレッチで柔軟にして、美姿勢をキープしましょう。下っ腹のぽっこりお腹にも効果的です。
【前腕・手首ストレッチ】
両肘を左右交互に回転させます。5本指を組んで手首を左右交互に回します。
3~6セット行うだけで、血液循環が良くなり末端まであたたかくなります。
ストレッチは、凝り固まった筋肉を緩め、循環器系をスムーズに流し、自律神経を整えるといった、身体と心に素晴らしい効果を発揮してくれます。
そして深い呼吸も自然と整いますね。
内面の美しさのベースは「健康」であること。
肌のコンディションを整えるために、スキンケアに励むことは勿論大切ですが、美しい肌の条件は人間の健康の上に成り立っている事を忘れてはなりません。
運動や食事面から日々ケアすることの重要性を美容家としてお伝えしたいと考えています。
決して無理せずに毎日少しづつ取り入れていただくことで、皆さんの美と健康のお役に立てることを願っています。
次回もどうぞお楽しみに♪
美容家 Caoru
バンタンデザイン研究所:ヘアメイク科/フェイシャル専科講師
日本エステティック業協会 AEA 認定講師
日本エステティック業協会 AEA インターナショナルエステティシャン
大手エステティックサロンにてエステティシャン~スパマネージャーを歴任、技術とホスピタリティなどの経験を積み、各界の VIP や有名女優を担当しゴッドハンドと言われる。
その後美容商社、化粧品メーカーにて海外ブランドのナショナルトレーナーとして国内のサロ ンへ講習を担当する。
フランス・パリ、イタリア・ミラノの美容学校との提携にて海外のフェイシャル、ボディテクニックを習得後、独立し、美容コンサルティングとしてホテルスパ、化粧品メーカーなどのコンサルティング、美容学校、プロの技術者向けに技術指導をするかたわら 2017 年スキンケアアプリ開発監修を行い現在に至る。
https://leclat-beauty.com/