沖縄では梅雨入りして早くも1週間が過ぎようとしています。
関東ではじりじりと肌が焼けるような強い日差し。今週は夏日が続きそうですね。
一年で最も寒い2月から始まったマルティナのコラム。
多くの皆さまにお読みいただき、とても嬉しいです。
このコラムはいつでも読み返していただくことで、日々のスキンケアをていねいに行い、
理想の肌コンディションが叶い、スキンケアをワクワク楽しく実践していただけましたら幸いです。
さて、スキンケアの中でも特に重要なのは、「クレンジングと化粧水」。
この2ステップで素肌状態の70%が決まると言いますから、驚く方も多いことでしょう。
高価な美容液やマスクは、ていねいなクレンジングと適切な量の化粧水で肌の基礎を整えてこそ価値が生まれます。
これからの季節、気温や湿度の上昇とともにさらに重要になるのが、
・肌を清潔に保つこと
・汗で失われた水分を補給し肌のキメを整え、土台をつくること の2つです。
大量にかいた汗を放置した時、肌ではどういったことが起きているのでしょうか?
解説させていただき、肌を清潔に保つことがいかに重要かをお伝えできればと思います。
肌は、弱酸性を保つことで、外部からの刺激や雑菌の繁殖を抑えてくれます。
汗をかくことで肌を弱酸性に保つため、適度な汗をかくことは肌のターンオーバーを促進し、角質層から自然に剥がれ落ちる垢を落とし肌環境を整えます。
適度な皮脂も天然のクリームと言われていますから、肌は適度な皮脂と汗によって守られていると言えますね。
しかし、気温や湿度の上昇とともに、皮脂分泌や発汗が盛んになった状態のまま放置することは肌トラブルを招きかねません。
大量にかいた汗は時間とともにアルカリ性に変わってしまう場合があり、汗のアルカリ性によって肌の弱酸性が中和されると雑菌が繁殖したり、空気中の埃などが付着するといったことが起こります。
汗をかいたまま放置することでバリア機能を低下させ、雑菌や異物が肌トラブルを引き起こしてしまいます。
また、汗をそのまま放置すると汗が蒸発するのと同時に肌のうるおいまで奪っていくため、肌内部がカラカラの状態になります。夏は特にインナードライ肌の方が増えるのはここにも要因があるようです。
肌のトラブルの第一要因である「乾燥」した状態では、
バリア機能が弱まってしまい、さらに紫外線や外的刺激を受けやすくなってしまいますから、
汗をたくさんかいたら、可能な場合は洗顔してスキンケアで保湿し直すことで、肌トラブルは軽減できますよ。
- まとめ
汗をそのまま放置することによる肌トラブル
- バリア機能の低下
- 乾燥を招く
外出先で洗顔までは難しいという方は、こんな簡単なケアで対処しましょう♪
・柔らかい肌触りのティッシュで汗を押さえる
また、帰宅後はまずスキンケアをして、肌を清潔にし、紫外線などの影響を受けた肌に十分な保湿をしてあげてくださいね。
☆クレンジングのワンポイントアドバイス
指先だけでなく、指の腹全体を使ってやさしくマッサージ。
ひじを回すようにすると、肩や指の力も抜けて、摩擦といった肌の負担も軽減されますよ。
凹凸や小鼻などの狭いところのみ、指先を使いますが、力を入れずにやさしくマッサージしてくださいね。
☆季節のおすすめアイテム
皮脂バランスをコントロールしてくれるサルビア(セージ)を始め、ハーブの清涼感あふれる香りが気分もリフレッシュさせてくれます。
石油系合成の界面活性剤を含まない優しいクレンジングミルクですので、肌にじっくりと馴染ませメイクが浮き上がるのに3分ほど時間をかけて。さらに洗い流した後、軽くタオルで水分を押さえてから、もう一度。
毛穴の中にクレンジングミルクをていねいに入れ込むようにマッサージして、指の滑りがなくなってきたタイミングが毛穴の汚れが浮き上がってきた状態。ていねいにぬるま湯で洗い流してくださいね。
次回もどうぞお楽しみに♪
美容家 Caoru
バンタンデザイン研究所:ヘアメイク科/フェイシャル専科講師
日本エステティック業協会 AEA 認定講師
日本エステティック業協会 AEA インターナショナルエステティシャン
大手エステティックサロンにてエステティシャン~スパマネージャーを歴任、技術とホスピタリティなどの経験を積み、各界の VIP や有名女優を担当しゴッドハンドと言われる。
その後美容商社、化粧品メーカーにて海外ブランドのナショナルトレーナーとして国内のサロ ンへ講習を担当する。
フランス・パリ、イタリア・ミラノの美容学校との提携にて海外のフェイシャル、ボディテクニックを習得後、独立し、美容コンサルティングとしてホテルスパ、化粧品メーカーなどのコンサルティング、美容学校、プロの技術者向けに技術指導をするかたわら 2017 年スキンケアアプリ開発監修を行い現在に至る。
https://leclat-beauty.com/