皆さま、こんにちは。
7月14日(海の日)にマルティナのスキンケアセミナー第2回を開催させていただきました。今回のテーマは紫外線による3大光老化 シワ/たるみ/シミの対策。
スキンケアの基礎はもちろん、すぐに実践したいプロの技が自宅でも簡単に取り入れられるよう、美容家Caoruさんがわかりやすく教えてくださいました。
今回もセミナー内容の一部をレポートさせていただきます。
- スキンケアを始める前に
清潔な手でスキンケアするため、手を洗ってからケアすることをルーティン化しましょう。
ハンドソープは肌のうるおいを守るオーガニックのものがおすすめ。
手肌が乾燥していたら、お顔のケアの際の摩擦の原因になってしまいますから。
- 光老化ケアの重要性
光老化とは、光によって表皮、真皮といった肌深くまで細胞に傷つけて影響を及ぼしてしまい、大きなトラブルを招いてしまうこと。
紫外線は夏場のみでなく、紫外線が徐々に強くなる2月くらいからケアをし、曇りの日でも、朝5時でも紫外線は降り注いでいることを意識しましょう。
ヨーロッパでは光老化として広く知られる紫外線ケア。
美容意識の高い日本人こそ、紫外線対策もしつつ、紫外線を浴びてしまった後の光老化のケアを丁寧に行っていただきたいものです。
マルティナオーガニックスキンケアは豊富なラインナップがありますね。
肌タイプでお選びいただくのはもちろんですが、季節によってコスメを選ぶ目的は変わります。正しい選び方、使い方によって、マルティナの力を最大限に実感していただけたら嬉しいです。
- 光老化ケアのポイント
・赤みがある時はとにかく鎮静しましょう(活性はNG)
エイジングのコスメは活性してターンオーバーを促進して再生するアイテムです。
鎮静とは真逆の目的なので、アイテム選びに気をつけましょう。
・ビタミンCは外出前と外出後とどちらも摂りましょう。
ローズヒップやハイビスカス、サンドロンなどが配合されたフルーツティーもおすすめ。
・赤みが落ち着いたら角質ケアを始めましょう。
シミを予防するためには赤みが落ち着いたら角質ケアが有効です。
・日焼けをした後は、植物由来のアルコールやエッセンシャルオイルでも刺激になることがあります。赤みがある時は、シアーナクレンジングミルクがおすすめ。
- 日焼け後のクレンジングのポイント
・クレンジングの量は多めにとりましょう。
肌の水分が奪われているため、クレンジングがぐんぐん肌に浸透していきますね。
今日も強い紫外線の元皆さま会場までお運びいただいて、6プッシュとってもすぐに肌に入ってしまう方が多そうですね。足りない場合は、肌への摩擦を軽減させるため、また肌の汚れを十分に浮き上がらせるためにクレンジングミルクを足してお使いください。
・日焼けした後は特にやさしい成分のものを選び、やさしいタッチで行いましょう。
やさしくくるくるマッサージするように。手のひら全体で。
・オーガニックのクレンジングはゆっくりと肌の表面を滑らせながら丁寧にクレンジングミルクを肌に浸透させていきます。
ケミカルのクレンジングは洗浄力が高く素早く汚れをオフすることができる反面、肌への負担があるので、早くクレンジングして洗い流さなければなりませんね。
オーガニックのものは、肌に必要なうるおいを届けながらも洗浄力のある油分などが肌に浸透していき、汚れを浮き上がらせます。クレンジングは時間をかけてしっかり行うことが重要で、クレンジングから化粧水までのケアによって、70-80%の肌の土台ができます。
クレンジングを丁寧に行うことは、トラブルを防ぐ最短の道であり、良質でオーガニックのクレンジングミルクを選ぶことは、肌の土台作りに重要です。
肌が荒れてから、肌が乾燥してから、にきびができてからではなく未病と同じ考えで、
肌のトラブルを未然に防ぐことを意識して日々のケアをしましょう。
- クレンジングの役割とポイント
・汚れとメイクをとる目的ではなく、スキンケアのスタート。
・お顔をキャンパスだと思って、
クレンジングを5か所(額・鼻・両頬・あご)にぐるっとたっぷりのせてからマッサージ。
・洗い流すときは、手より少し低い温度のぬるま湯で。
・シャワーでそのまま洗い流すのは水圧が刺激になるので、手ですくって洗い流して。
・強くこすったり摩擦を与えないように気を付けて。
日本人はキレイ好き。しっかり洗うということに意識が向くと、どうしても強く洗ってしまう傾向にありますが、強く洗っても汚れが浮き上がる訳ではなく、摩擦による刺激で肌を傷めてしまう結果に。
ていねいにやさしく時間をかけてマッサージしていくだけで、十分にクレンジングの洗浄効力が発揮されます。
・唇の下、鼻の下、鼻のきわ、額(髪の生え際)などが十分に洗えていない方が多い。
ターバンをしっかりし、細かなところまでていねいにケアしましょう。
- 日焼けして肌が火照った時に取り入れたい「冷タオル」
濡らしたタオルをラップでくるんで冷蔵庫で冷やすだけで、冷タオルの出来上がり。
ハンドタオルで十分ですが、首まで日焼けしたら大きめのフェイスタオルを用いましょう。
外出前に用意しておくと帰宅後すぐに使うことができますよ。
額、目元、こめかみ、目の下、フェイスライン、唇、口の横の順に3秒づつ程度冷やします。
お顔の高い部分(鼻・頬など)が特に日焼けしやすいので、日焼けが気になるところは重点的に行いましょう。
冷タオルで冷やしてからクレンジングを行うか、もしくはクレンジングしてメイクを落としたら肌が火照っていることに気づいたなんて日には、その後冷やすの手順でも◎。
タオルをのせてソファで横になってリラックスするのも良いですね。
- 日焼け後の保湿
水分と油分が足りない状態を乾燥肌と言います。
日焼け後に特に足りないのは、主に水分。
肌に必要な水分が奪われて砂漠状態となっています。
身体も水分と塩分の摂取をするように言われますが、日焼け後のお肌にはまず水分補給が鉄則です。
~フェイシャルローションで十分な水分補給を~
・20cmほど離して、全体にスプレーし、手でプレスしてじっくり浸透させます。
・お顔はもちろん、首~デコルテも日焼けしやすいので、たっぷり使用しましょう。
首の後ろも見落としがちですが、髪をアップにしていたりすると特に日焼けしやすいので、ローションで鎮静させましょう。
・使用量は必要なだけ。紫外線の強い季節は8プッシュ×3回などを目安にお使いください。紫外線を浴びた後の肌はぐんぐん水分が浸透していきます。
オーガニックコスメの使用量は必要なだけお使いいただきたいのです。
ケミカルコスメは効果効能を基本として成分をブレンドしているので、逆に使いすぎると刺激になることも考えられるため、適量が決められていますが、オーガニックコスメは肌に必要な分お使いいただくことができ、十分な量を使用することが肌コンディションを整えることに繋がります。
~油分について~
皮脂腺から皮脂が出て、それは天然のクリームとして外気や刺激から守ってくれる働きがあり、肌にとって不可欠な存在。
ですが、皮脂バランスが崩れて足りなくなってしまうとバリア機能が弱まり肌トラブルにつながります。特に日焼け後はバランスを崩してしまいがちなので、オイルなどを補って、肌のバリアを回復させてあげましょう。
皮脂が過剰に出てしまうとにきびになったり、酸化するとコメドになってしまったりしますので、皮脂バランスを整えることも重要ですね。
皮脂バランスを整えたい時、過剰な時には、サルビアシリーズがおすすめです。
- 光老化からケアするアイテム
・赤みが出てしまった時はまずはシアーナシリーズで鎮静しましょう。
クレンジング、フェイシャルローション、モイスチャーミルクともにエタノール、香料(エッセンシャルオイル)フリー。
オイルが必要な時には、カレンドラベビーオイルが鎮静に最適です。
・赤みが鎮静したら、肌をリペアするオイルや角質ケア、スペシャルケアを。
インテンシブフローラルオイルでマッサージ。
ピーリングソフトで角質ケアを。
7ハーブマスクで十分なうるおいを与え肌をリラックス。
アイケアクリームで目元や首のケアを。シワに働きかけます。
リップバルサムでリップパック。紫外線による影響は唇も受けます。
冷タオルとリップパック(リップバルサムをたっぷり塗ってラップをしておくだけ)の簡単パックでうるおいのある口元を。
他にも目から鱗のテクニックをお教えいただきましたので、次号でも引き続きセミナーレポートをします。どうぞお楽しみに♪
美容家 Caoru
バンタンデザイン研究所:ヘアメイク科/フェイシャル専科講師
日本エステティック業協会 AEA 認定講師
日本エステティック業協会 AEA インターナショナルエステティシャン
大手エステティックサロンにてエステティシャン~スパマネージャーを歴任、技術とホスピタリティなどの経験を積み、各界の VIP や有名女優を担当しゴッドハンドと言われる。
その後美容商社、化粧品メーカーにて海外ブランドのナショナルトレーナーとして国内のサロ ンへ講習を担当する。
フランス・パリ、イタリア・ミラノの美容学校との提携にて海外のフェイシャル、ボディテクニックを習得後、独立し、美容コンサルティングとしてホテルスパ、化粧品メーカーなどのコンサルティング、美容学校、プロの技術者向けに技術指導をするかたわら 2017 年スキンケアアプリ開発監修を行い現在に至る。
https://leclat-beauty.com/